英EU離脱で波乱の金融市場と不動産投資
英EU離脱で波乱の金融市場と不動産投資
2016年6月24日、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票が開票されました。
離脱派が勝利したことを受け、世界の金融市場では混乱が続いています。
今回は、波乱が続く金融市場と不動産投資の安定性についてお伝えします。
英EU離脱で乱高下が続く為替市場
先にお伝えした通り、イギリスの国民投票で欧州連合離脱派が勝利。
それにより、イギリス経済、ひいてはEUの存在自体に不安が広がり、為替市場は乱高下が続いています。
日本においても急激に円高、株安が進み、為替・株式市場から目が離せない、という方も多いのではないでしょうか。
混乱期のなか、金や不動産が注目を集める
今回の事態を受け、世界最大の資産運用会社ブラックロックは、(日本のGDP=国内総生産にほぼ匹敵するおよそ480兆円の資産を運用)リスクを避けようと比較的安全な資産とされる金への投資を強めています。
上記のような資産運用会社では、投資家から集めた資産を守るため、市場の混乱期は安定性のある金や不動産に対して、資金を投下する傾向があります。
不動産投資に急激な動きはなし
一方、不動産の賃貸市場については、今のところ急激な動きはありません。
リーマンショックのように、世界経済の流れを変えるような大きな流れについてはじわじわと影響を受けますが、
今回のような一時的な乱高下にはあまり影響を受けないことから、実物資産である不動産投資は他の投資と比べて安定資産だと言われています。
景気変動に強い安定収入の投資先とは?
株式投資やFX等と比べ、不動産投資の賃料収入は、一日単位、一時間、一分一秒単位で変動することはありません。入居者と結んだ賃貸借契約に基づき、毎月一定額の家賃が入ります。
また、賃料相場は景気の変動に対して遅行性があり、急に上がることもありませんが、逆に、急に下がることもなく、安定収入を得るには優秀な投資先といえます。
上記のような資産運用会社では、投資家から集めた資産を守るため、市場の混乱期は安定性のある金や不動産に対して、資金を投下する傾向があります。
個人の私たちは、どう動くべきか?
今回、自分たちとは遠いところにあるイギリス、EUで変化が起き、様々な要因によって為替・日本株の混乱が続くことで、「やっぱり投資はこわい…」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大事なのは、きちんと目標を設定し、その目標を達成できる投資対象を選択すること。
将来の私的年金として投資を考えるなら、FXや株ではなく、"資産を守り、育てる"ことを念頭に置いた投資先を選ぶべきです。
不動産投資の場合、家賃は安定性が高く、また、区分マンションの場合、実物資産のためリスクがわかりやすく、対処法を講じやすいため、いまの日本のサラリーマンが抱えている年金不安を解消することができます。
さいごに
今後も混乱が続く金融市場。
きちんと目標を設定し、適切な投資対象を選び、世の中の変化に負けない資産運用を行うことをおすすめします。