PHP研究所出版 「THE21」 ビジネス雑誌【全12回連載企画】2019年4月号よりスタート
京都の不動産は出たときが買いどき 30~35年ローンで返済する
第1〜3回で京都の不動産は「空き部屋になる」「物件がだぶつく」「ブランド力が落ちる」といった心配がないことはご理解いただいたことだろう。では実際にどんなポイントを押さえて不動産投資を始めるべきか?具体例で解説する。
2019年7月号
いつ不動産投資をはじめたらよいか?
35歳で年収800万円、外資系企業正社員。フルタイムで働く妻(年収500万円)とマンション暮らしですが、子どもがいない老後を見据え、老後の収入になる不動産投資がしたいです。
将来は埼玉県にある実家が相続できる予定です。妻は「今まで昇給しても手取りがほとんど変わらないから、ローンが心配。
せめて実家の土地建物を相続して、支払いに充てるめどが立ってから」と反対しています。
今、不動産投資は始めるのと、まとまった額の一時収入が入ってからと、どちらがいいですか?
まずは老後の収入源を「いつまでに」「いくら」を作りたいか。
資産運用は目的を具体的に考えることが大切です。老後の収入源を「いつまでに」「いくらぐらいのキャッシュフロー」を作りたいかを明確に設定しましょう。
例えば夫が65歳までに夫婦で老後を暮らせる月額30万円の賃料収入を得たいなら、物件を何件保有しないといけないか、ローンの年数を何年にしたらよいかが見えてきます。
ローン年数が極端に短くなる場合は考慮が必要ですが、この方の場合は30年〜35年が理想的です。
目的にかなう物件、及び件数を考える。
もっとも大事なのは物件選びであるのは言うまでもありません。
「30年後」に家賃を30万円得るのが目的ですから、その目的にかなう物件及び件数を考えましょう。長期的に賃貸需要が安定した地域で、単身者向けのマンションを複数件数所有することで、収入確保とリスク分散をしながら、ローンの返済を進めてゆくようにお勧めします。
長期にわたる投資なので、新築または築浅を選びましょう。
早くはじめるほうが絶対的に得。
ご実家を相続できるそうですが、相続でまとまった資産が入るのは家計にとっては良いことではありますが、昨今の長寿化を考えると、かなり着手が遅くなると予想されます。
その間、家賃収入が入らないことを考えると、早く始めるほうが絶対的に得です。相続財産は、入ったら使い道を考えるくらいで今はよいのではないでしょうか。
早くから家賃収入を得てローンを減らして行けば、早期の資産形成につながる。
また、ローンに対する懸念が奥様にあるようですが、それは至極当然です。
しかしローンにもメリットがあり、早くから家賃収入を得てローンを減らして行けば、早期の資産形成につながることや、団体信用生命保険の保障を受けられるなどのメリットによって、広く不動産投資にも活用されています。
ローンの支払いは家賃収入で行いますので、実際に家計に影響が出るとすれば、空室期間です。その期間に備えて相応の準備金を用意しておけば、それほど怖いものではありません。
さらに、万が一、空室が多い年が生じた場合、不動産所得の赤字幅が大きくなることによって、所得税・住民税の節税効果が大きくなります。 つまり、不動産投資のリスクが顕在化した場合のリスクヘッジとして働きます。
正しい知識を得て、目的に合った物件を選ぶことが大切。
漠然と「不動産投資は借入金額が大きいから怖い」と感じている方は大勢います。正しい知識を得て、目的に合った物件を選ぶことが大切です。
私が「それなら京都の不動産」と自信を持っておすすめする理由は……というところで誌面が尽きるので、ぜひセミナーにお越しいただいてご質問いただければと思います。
- 京都に空き物件が出るのを待つ人々が世界中にいる?!
- 京都の空き物件不足の原因は、全国でも類を見ない地方出身大学生数
- 京都の不動産の強みはブランド力。その保有物件はステイタスになる
- 京都の不動産は出たときが買いどき30~35年ローンで返済する
- 退職金を持ち家の確保に使い、京都の不動産で老後資金を作る
- 定年が見えていても挑戦できる頭金なし、ローンで不動産投資
- 実際の物件から見えてくる京都の不動産が魅力的な理由
- 長期保有が前提の不動産投資は値崩れ材料がない物件探しが必至
- 観光都市としてのさらなる飛躍が京都のブランド力を裏打ちする
- 不動産投資の付加価値としてオーナーズルームを活用する
- 維持費を圧縮し品質向上に充てるワンストップサービスに注目せよ
- 日本文化に投資するという発想の不動産投資がこれからのトレンドに